相場で勝つための思考と、解説が目的の思考の違い
株式投資や先物取引、FXなどの相場で勝ち続けるために重要な思考があります。
相場に対する思考は、
「投資家目線での思考」と「解説者目線での思考」に区分けすることができます。
この2つの思考には大きな違いがあり、
相場で勝つためには、
「投資家目線での思考」に徹する必要があります。
では、「投資家目線での思考」と「解説者目線での思考」を箇条書きで比較してみると下記の通りとなります。
「投資家目線での思考」
・どこで、どのように売買すれば勝てるのか
・勝つためにどうすれば良いのか
「解説者目線での思考」
・どう説明すれば見ている人が納得するか
・売買で利益を狙うのが目的になっていない
上記のように、投資家目線での思考と、解説者目線での思考は、
方向性が全く違うことがわかります。
株式投資、先物取引、FX等で利益を上げようとしても、
解説者目線での思考で相場をみてしまうと、下記のような失敗が起こりやすくなります。
(1)自分の願望や、自分の予想に適うような都合の良い材料を探してしまう
(2)自分の願望や、自分の予想に適うような都合の良いテクニカル分析を使ってしまう
(3)自分の願望や、自分の予想に適うような根拠の無い憶測等で相場をみてしまう
上記の(1)~(3)はいずれも、
自分の願望や自分の予想が先にあって、
その説明の理由付けのために、
都合の良い材料を探したり、
都合の良いテクニカル分析を選んで使ったり、
根拠の無い憶測を探したり、自分で作ったりして相場をみることになりますが、
いずれも、株式投資や、先物取引、FXの勝ちには全くつながりません。
同じ材料を見て、同じテクニカル分析を使っていても、
勝ち続ける投資家と、負け続ける投資家がはっきりと分かれる理由の一つは、
上記の「思考の違い」があります。
では、投資家目線での思考に徹するためには、どうすれば良いかというと
投資家目線での思考は、
解説者目線での思考の逆で、
(1)都合の良い材料を探さないこと
(2)いつも同じテクニカル分析を使うこと
(3)根拠の無い憶測で相場をみないこと
上記が投資家目線での思考に徹するために、してはいけないことです。
私の場合は、日々、JPX(日本取引所グループ)や日経が発表するデータを集計し、
その傾向の分析や、グラフ等で視覚化して、「事実」をもとに相場をみております。
この「事実」をみることで、材料に振り回される事を防ぎ、
根拠の無い憶測を排除して相場をみることができます。
使うテクニカル分析についても、
移動平均線、ボリンジャーバンド、ストキャスティクス、RSI、エリオット波動で固定しており、
これで、トレンドもレンジも両方分析をし、売買戦略を立てております。
このように、「事実に着目する」ことと「使うテクニカル分析を固定する」ことで、
今年の大荒れ相場にも対応をしており、今後もこの方針は変わりません。
↓本日も、この後、下記にて、高田資産コンサル流「日経225先物・オプションの需給分析の実践方法」を更新しております。