日経平均の窓が重要になる意味。現在の日経225オプションのポジション公開
窓は上値抵抗(レジスタンス)になったり下値支持(サポート)になりやすいです。
この理由は上昇過程の窓であれば、
その窓の手前で売った売り方はこの窓の水準で買い戻したいと考え、
その窓の手前で買えなかった買い方はこの窓の水準で買いたいと考える投資家心理が影響するからです。
したがって、上昇過程で空けた窓は下値支持になりやすい性質がありますし、
下落過程で空けた窓も同様の理由から上値抵抗になりやすい性質があります。
また、いくつも窓を空けて上昇したり下落したりする場合は、
そのうちいくつかの窓を埋める場合が多いです。
窓をいくつか埋める理由は、それが上昇過程で空けた窓であれば
高値掴みした買い方がそれ以上相場が上昇しない場合に
上値の重さを嫌気し、見切り売りや損切りの売りを入れることが多いからです。
上の画像は私の12月6日13時50分現在の日経225オプションのポジションです。
11月21日の日経平均の急落時(22800円割れ時)に、元本回収のベアスプレッドが完成しております。
12P22000を平均61.83円で6枚買い(11月8日の日経平均の高値局面でプット買い)、
12P21500を65円で6枚売りで(11月21日の日経平均急落局面でプット売り)、
差引で受取が約19円ですので、
元本を全て回収した上で、最大利幅500×6=3000が狙えます。
すなわち、損失ゼロで、最大300万円の利益が狙えるポジションということになります。
このポジションでは日経平均がどれだけ上下動しても損失になることはありませんので、
相場の上下動を気にすることなく、
12月SQまでに波乱が起これば最大利益を狙うことができ、
12月SQまでに波乱が起こらずに日経平均が急上昇しても途中で利益確定することが可能です。
私の日経225オプショントレードは、相場観に基づき、下記のような流れで売買しております。
(1)プット買い→プット買い+先物買い+コール売り→利益確定
(2)プット買い→ベアプットスプレッド→利益確定
(3)プット買い→ベアプットスプレッド(差引受取)→利益確定
(4)ベアプットスプレッド→利益確定
(5)ベアプットスプレッド→ベアプットスプレッド+先物買い→利益確定
今回は、(3)のベアプットスプレッド(差引受取)が完成したところです。
この先はどこで利益確定するかという選択が残りますので、
12月SQまでに利益確定するか、12月SQ決済とするかを決めていくことになります。