日経平均VIの高値と日経平均の安値が一致した時は? マザーズの急落 日経225オプションのポジション公開
昨日は日経平均VIが20.62の高値をつけて、
日経平均は23115円の安値をつけました。
ナイトセッションでは日経225先物ラージが23000円の安値をつけて、ミニは22990円の安値をつけました。(いずれも3月限)
現時点では、日経平均VIの高値日と日経平均の安値日が一致した形になっております。
昨日の当ブログに記載した通り、
日経平均VIの高値日と日経平均の安値日は、
1営業日~3営業日程度のズレが生じることが多く、
先に日経平均VIが高値をつけて、ピークアウトした後に、
日経平均が安値をつけるパターンが多々あります。
昨年の1年間で、日経平均VIの高値日と、日経平均の安値日が一致したのは
8月6日安値時の1回のみとなっておりますが、
当時は、その後に終値ベースでは8月26日が安値となりましたので、
ザラ場ベースでの2番底か、終値ベースでの安値更新が起こるパターンもあります。
この意味でも慎重スタンスを崩しておりません。
ただし、今週は日経平均の重要日柄(黄金比)であり、
重要日柄(黄金比)は概ね7割~8割が相場の転換点と一致しますので、
今週は安値をつけて、いったんリバウンドを想定する必要がある週となります。
また、昨日は騰落レシオが78.38まで下落し、下限に入っておりますので、
この点も、リバウンドが起こる可能性は想定する必要があるタイミングとなります。
もう少し長い視点では、昨日のYouTubeで述べました通り、
リバウンドを挟んだ後は再び売られる展開を想定しております。
本日の東証マザーズは上図の通り、大幅下落となっております。
以前のYouTubeで述べました通り、
マザーズは4年サイクルボトムを打つタイミングにありますので、
今後、さらに大きく下落すればするほど、その安値は買いの妙味が高まることになると考えております。
マザーズは5日線、25日線、75日線、13週線、26週線、52週線、6か月線、12か月線、36か月線の
全ての移動平均線を下回っており、さらにそれぞれの移動平均線の向きも下向きです。
チャートは弱気一色の形になっております。
上の画像は私の1月29日14時00分現在の日経225オプションのポジションです。
本日急落なら、利益確定を検討しておりましたが、リバウンドが入っておりますので、保有を続けております。
今回も、前回の12月限のオプショントレードと同じ「元本回収のベアプットスプレッド」のポジションとなりました。
1月20日に02P23000を59円で5枚買い(1月20日の日経平均の高値局面でプット買い)、
1月21日に02P22500を60円で5枚売りで(ナイトセッションで約定)、
差引で受取が約5円ですので、
元本を全て回収した上で、最大利幅500×5=2500が狙えます。
すなわち、損失ゼロで、最大250万円の利益が狙えるポジションということになります。
このポジションでは日経平均がどれだけ上下動しても損失になることはありませんので、
相場の上下動を気にすることなく、
2月SQまでに波乱が起これば最大利益を狙うことができ、
2月SQまでに波乱が起こらずに日経平均が急上昇しても途中で利益確定することが可能です。
私の日経225オプショントレードは、相場観に基づき、下記のような流れで売買しております。
(1)プット買い→プット買い+先物買い+コール売り→利益確定
(2)プット買い→ベアプットスプレッド→利益確定
(3)プット買い→ベアプットスプレッド(差引受取)→利益確定
(4)ベアプットスプレッド→利益確定
(5)ベアプットスプレッド→ベアプットスプレッド+先物買い→利益確定
今回は、(3)のベアプットスプレッド(差引受取)が完成したところです。
この先はどこで利益確定するかという選択が残りますので、
2月SQまでに利益確定するか、2月SQ決済とするかを決めていくことになります。
結果的に、前回のオプショントレードと同じ戦略です。