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ゴールドマンサックスの十八番の手口 オシレーター系指標の歪み

 
上図は2月18日の相場分析レポートからの抜粋です。
「2月17日引け後発表の3月限の各社の建玉で特徴的だったのは、
ゴールドマンのコール23500の1800枚の大口買超建玉である。
通常、ゴールドマンはスプレッドのポジションとなり(ゴールドマンの十八番の手口)、
ブルコールスプレッドなら日経平均の下支え要因、
ベアコールスプレッドなら日経平均の上値を押さえる要因となるが、
昨日のゴールドマンの手口はコール23625を1000枚の大口買い、
コール24250を1000枚の大口売りしたことにより、ブルコールスプレッドである。
よって、ゴールドマンのオプションの建玉は日経平均の下支え要因となるため、
このポジションが解消されない限りは、日経平均は下落しても反発も早いと解釈をする。」

本日の日中の反発や、ナイトセッションでの更なる上昇は、
明らかに上記のゴールドマンサックスの手口が意識されております。

また、黒塗りにしている箇所には、日経平均の重要変化日と、重要日柄を記載しておりますが、
まだ重要変化日と重要日柄のタイミングはきていないことから、
それまでは相場が乱高下しやすく、材料に一喜一憂しやすい相場となりやすいため、
次の重要変化日や、重要日柄がくるまでは、売買は要注意とみております。

上図は、日経平均株価の日足チャートと、オシレーター系指標であるRSI(10)と、ストキャスティクス(9,1,3)を表示しております。

日経平均が重要な安値をつける局面では、
RSI(10)またはストキャスティクス(9,1,3)のどちらか、もしくはこの両方に
歪みが生じることがよくあります。

歪みとは、日経平均が安値を更新しても、
RSI(10)またはストキャスティクス(9,1,3)が安値を更新しないことを表しますが、
直近では、2月3日安値時に、この歪みが生じております。

すなわち、日経平均は2月3日に、1月8日安値を割り込みましたが、
RSI(10)とストキャスティクス(9,1,3)は、1月8日の安値を割らずに
安値を切り上げる形になりました。

昨年の8月安値時にも同様の歪みが生じております。

このようなサインが出た場合は、
先物のショートポジションは利確を検討すべきタイミングであり、
先物の新規売りは踏み上げリスクが高くなるため危険です。
オプションについては、プットのロングポジションは利確を検討すべきタイミングであり、
コールの新規売りは踏み上げリスクが高くなるため危険です。


昨日は安値をつけ、本日は急反発しておりますが、
日柄の観点では、まだ「高値では強気にならず、安値では弱気にならず」が有効だと考えておりますので、
相場の乱高下には付き合わずに、引き続きしっかりと引きつけて売買をしていきたいと考えております。

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