トレンドが発生する時と、そうでない時(海外勢の先物手口)、対処法
上図は、昨年9月13日~12月11日の海外勢全体の手口と日経平均株価の比較のグラフですが、
日経平均が上昇トレンドを形成する時の基本型は、海外勢の先物買いが継続し(買い基調)、累計(上記のグレーの面)が積み上がり続けることになります。
そして、海外勢の先物買いが止まり、累計の積み上がりが止まってくると日経平均は上昇が止まりもみ合いに入ることになります(最初はスピード調整)。
上記のグラフを確認した上で、現在の状況をみると、下図が現在の状況であり、
累計(グレーの面)が積みあがり始めていることが確認ができます。
本来は、この7月~8月相場はトレンドが発生しにくく、日本株にとっては下落しやすい季節性がある時期ですが、
株式市場の環境は10年に一度の大暴落の後の超緩和策下にありますので、
トレンドが発生しにくい時期でもトレンドが発生する可能性もあり得ます。
これを踏まえた上で、絶対にやってはいけないのは、トレンドが発生した場合に、大損するようなポジションをとらないことです。
トレンドが発生するということは、大口投資家が意図をもって仕掛けを入れている状態で、
これに逆らったポジションをとってしまうと痛い目にあってしまいます。
最悪の場合、致命傷を負って相場からの退場を余儀なくされてしまいます。
ですので、大口投資家の仕掛けに逆らわないようにしながら、
トレンドが発生するのであれば、その恩恵を受けられるようにしておくと、理想的な形で利益を得ることが可能です。
私の対応策としましては、中長期投資の株買いを継続することです。
そうすることで、上昇トレンド(バンドウォークの上昇)に発展していく場合には、確実にそのトレンドに乗ることができます。
あとは、単に株買いを継続するだけでは、何らかの悪材料で世界同時株安になる場合には、持ち株の含み益が大きく減り、含み損に転じるリスクが出ますので、
このリスクヘッジとして、株価が大きく上昇して高値をつける局面では、プットオプションでポジション構築をし、
持ち株の下落ヘッジとしての役割(保険)と、オプション単体での利益狙い、そしてオプションの下落ヘッジ付きの買いのデイトレードや短期売買としての利用、
この一石三鳥を狙っていくことになります。
また、私の公開用の証券口座の一つである、SMBC日興証券の口座状況は下記の通りです。(昨日引け後時点)
株価の下落局面では、株の買い増しを淡々と続けております。
下記のように、私の運用方針は、資金を分散して、それぞれで利益を狙う方針で、
株式投資についても、複数の証券口座に資金を分散して、
証券口座ごとに運用方針を分けることで、
リスクヘッジをしながら、上手く利益を狙う方針をとっております。
この株式投資の証券口座の一つが、上記のSMBC日興証券の口座で、2019年12月から運用を開始した口座となっております。
↓本日も下記にて、上記の手口、建玉から大口投資家の思惑等の読み方を、
高田資産コンサル流「日経225先物・オプションの需給分析の実践方法」として更新しております。